ペットの犬や猫にマイクロチップ装着の義務化の概要が明らかになったというニュースを目にしました。
我が家にもビションフリーゼが2匹いるので、マイクロチップ装着の義務化はとても気になる話題です。
いつから施行されるのか、すでに飼っている犬や猫はどうすればいいのか、マイクロチップを装着することでの、メリットやデメリットなどまとめてみました。
犬や猫のマイクロチップ義務化はいつから?
2021年9月24日に「動物愛護及び管理に関する法律施行令の一部を改正する政令」が閣議決定されました。
それに伴い、犬や猫を販売する時にマイクロチップ装着が義務化され、2022年6月1日から施行されるそうです。
マイクロチップ義務化の概要
令和元年度、迷子の犬猫や飼育を放棄された犬猫の数は、85,000匹余りに上るそうです。
マイクロチップを装着することで飼い主がすぐに分かれば、このような問題も少しずつ減っていくかもしれません。
概要
繫殖を行うブリーダーやペットショップなどの販売業者は、犬や猫にマイクロチップを装着しなければなりません。
国に登録するデータは、名前・性別・品種・毛色・業者名などだそうです。
犬や猫を購入する飼い主さんも、購入後30日以内にデータ登録用紙に住所・氏名・電話番号などを記入し、日本獣医師会へ郵送することが義務付けられます。
登録完了後は『登録完了通知はがき』が届くそうです。
飼い主が変わった場合や、引っ越しなどをして連絡先が変わった時は連絡する必要があります。
マイクロチップの大きさは、直径2㎜で長さは1㎝ほど。
円筒形の電子器具。
専用のチップ注入器で皮下に埋め込むようです。
装着場所は、首の後ろのあたりが一般的だそうです。
装着できる時期は、犬と猫では違いがあるようで、犬の場合生後2週齢頃、猫は生後4週齢頃。
GPS機能は付いていないため、居場所は把握できません。
専用読み取り機で確認できる、固有の15桁の識別番号が割り振られているそうです。
マイクロチップの専用読み取り機は、自治体の保健所・動物愛護センター、動物病院などに置いてあるみたいです。
すでに飼っている犬や猫はどうなるの?
すでに犬や猫を飼っている人、譲り受けをする人や保護団体などは、義務はありませんが、できるだけ努力しましょうという事のようです。
新たに犬や猫にマイクロチップの埋め込みを希望される時は、お近くの動物病院や、かかりつけの獣医さんに相談しましょう。
マイクロチップの埋め込みにかかる費用は、動物病院によって違うようですが、一頭あたり5,000~10,000円が相場のようです。
マイクロチップを装着してメリットってある?デメリットは?
メリット
平成7年の阪神淡路大震災の後には、迷子になってしまった多くの犬や猫がいたそうです。
マイクロチップを取り付ける事で、災害時だけでなく普段の生活の中でも、迷子になってしまい離れ離れになった時、飼い主さんを見つけることができます。
また、安易に犬や猫の飼育を放棄することを防止できるかもしれません。
デメリット
マイクロチップを装着する時に少なからず痛みを伴います。
かわいそうに思う飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
装着後のペットの状態も心配です。
GPS機能も付いていないので、誰かに発見されなければマイクロチップの読み取りはしてもらえませんし、読み取り機がない場所では、すぐには身元は証明できまん。
まとめ
以上、マイクロチップの装着義務化についてまとめてみました。
我が家のビションフリーゼにマイクロチップを装着するかどうかは考え中です。
痛みを伴うと思うとすぐには踏み切れませんし、装着後もやはり心配です。
お話しができないので、装着後痛くてもこちらが分かってあげられるかどうか・・・
でも、迷子になってしまった時、発見され保護してもらえれば識別番号から飼い主情報が読み取ってもらえる。
そう考えるとマイクロチップを装着する必要がある。
家族でも相談しなければならない問題です。
マイクロチップを装着することで、迷子になってしまったワンちゃんやネコちゃんが飼い主さんの元に帰れたり、飼い主さんに飼育を放棄されるワンちゃんやネコちゃんの数が減少するといいですね。
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